アメリカのバイスティックさんは考えたようです!!
「バイスティックの7原則」は、
アメリカのケースワーカーで社会福祉学者でもある
バイスティック(Biestek, F.P. 1912-1994年)の著書
「ケ ースワークの原則」(1957年)に記されています。
「バイスティックの7原則」の要約ポイント
■個別化の原則
生活相談員が利用者などの問題の個別性をよく理解し、
かつ、利用者など一人一人の特有の性質を認め相談援助にあたること。
(一人一人かけがえのない個性をもった存在であることを認めることで、
問題の個別性を理解することにつながります)
■意図的な感情表出の原則
利用者などがもつ、
喜びや好意などの肯定的な感情も、
憎しみや敵意など否定的な感情も自由に表現できるよう、
利用者の感情表出を大切にし、相談援助にあたること。
■統制された情緒的関与の原則
固定観念や先入観を排除し、利用者などの感情の意味を理解し、
相談援助にあたること。
援助関係の目的達成のため適切な反応を示すこと。
(利用者の情緒に反応することを意識することで、
生活相談員自身の個人的感情を統制することにつながります)
■受容の原則
利用者などの自尊心や価値観を肯定も否定もすることなく、
ありのままを受け入れ、相談援助にあたること。
■非審判的態度の原則
生活相談員自身の価値観や倫理的判断によって、
利用者などの価値観や感情、行動や態度を非難や否定をしたり、
それを利用者などに押しつけたりしないように相談援助にあたること。
■自己決定の原則
利用者などが自分自身の考えや意志に基づき、
自ら決定し、行動できるように相談援助にあたること。
(あくまでも物事を決定するのは、利用者自身であるということを意識する)
■秘密保持の原則
利用者の情報や秘密を他者に漏らさないように相談援助にあたること。
(決して他人(家族や同僚であっても安易に)に漏らしてはならないということ)
ぜひ、相談援助の場面で活用してみてくださいー