選別主義 VS 普遍主義
介護保険や医療保険では、
お金を持っている人も、貧しい人も
介護保険加入によって自己負担は1割~2割
医療保険加入によって自己負担は3割
この様な社会保障の方式が
「普遍主義」
「普遍主義」は、義務教育~貧しくてもお金持ちでも必ず教育を受ける権利があります。
反対に・・・
生活保護のようにある一定所得によって
制度を利用できるかできないかが決められる方式が
「選別主義」
普遍主義では、選別する必要がありません。
欠点は、制度の普及に伴い膨大な費用がかかることなのです。
介護保険は普遍主義。それまでの介護サービスは
2000年(平成12年3/31)までは所得の違いによって(多・少)によって、給付される金額が異なったり
(自己負担額が所得によって差があり)
お金持ちにはもともとサービスが提供されない状態でした。
介護保険制度によって、選別主義的な制度から、普遍主義的制度に変わって、多くの人が恩恵を受けたことは確かです。
しかし普遍的制度構築によって
現在介護保険費用が大幅に上昇。
費用を抑制するために
介護保険は、普遍主義的原則を変化させ、
選別主義的な制度へと移行しつつあります。
普遍的制度(誰もが利用できる制度)
➽選別される制度(誰もが利用できない制度)
に変化しつつあります
誰もが安心できる制度作り
そのためには
本来
普遍的制度設計が必要なんです
人は人生80年~90年
この期間に
「人生~山あり谷あり」
「人生楽ありゃ苦~もあるさ~(^^♪」の歌のように
いつなんどき
お金に困ったり
病気に苦しんだり
障害を負ったり
子育てに悩んだり
学費の問題
生活費の問題
どんなに頑張っても
死に物狂いで頑張っても
どうにもならないときがあるんです
いつそんなことが発生するかもわかりません
だから
社会保障
最低限度の生活を保障する安心できる
システム
それは
普遍的システムでないと
「安心感」
は生まれないと考えるのです
今から~国政選挙が
行われます
誰もが
安心して暮らしていける
制度設計を
創ることができる
政治
そんなことを期待いたします
by西口